<設立について>
東京飛行場(羽田)は、昭和27年(1952年)7月1日、日本政府に返還され、その名称も「東京国際空港」に改められ、以来60余年の長きにわたり、日本の空の表玄関として活躍、現在は年間約8,500万人の航空旅客が利用する世界屈指の大空港に成長しました。
この間、昭和53年(1978年)には新東京国際空港(成田)の開港に伴い、殆どの国際便は成田空港からの発着となりましたが、「東京国際空港再拡張事業」の推進により、平成22年(2010年)10月、再び羽田空港が「首都圏の世界に開く新たなゲートウエイ」として、D滑走路の供用開始とともに国際線旅客ターミナルがオープンし、32年ぶりに国際線定期便の運航が再開いたしました。
弊社が実施します「東京国際空港国際線旅客ターミナルビル等整備・運営事業」は、東京国際空港再拡張事業の一環として、PFI(Private Finance Initiative)手法により、旅客ターミナルビル、空港利用者用駐車場及びこれらの両施設を結ぶ連絡通路等の設計・施工監理を行うと共に、それらの効率的な運用、維持管理を行うことを目的として計画されたものです。
この実施に向け、国土交通省より、平成17年(2005年)4月15日実施方針が発表され、同年7月29日募集要項が公表されました。これらを受け、当社の発起人となりました日本空港ビルデング㈱、日本航空㈱、全日本空輸㈱の3社は、日本空港ビルデング㈱を代表企業とする14社からなるコンソーシアムを結成し、国による第一次審査・第二次審査を経て選定事業候補者に決定されました。
<沿革>
2005年 4月 | 国が「東京国際空港国際線地区整備等事業の実施方針」を公表 |
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2005年 7月 | 「HKTグループ」を組成 |
2006年 4月 | 「HKTグループ」が選定事業候補者に決定 |
2006年 6月 | SPC(特別目的会社)として、「東京国際空港ターミナル株式会社」を設立 |
2006年 7月 | 国との事業契約の締結 |
2008年 5月 | 国際線旅客ターミナルビル着工 |
2010年10月 | 東京国際空港国際線旅客ターミナル供用開始 |
2012年11月 | 国際線旅客ターミナル等増築に着工 |
2014年 3月 | 国際線旅客ターミナルビル拡張部暫定供用開始 |
2014年 8月 | 「はねだ日本橋」「TIAT SKYHALL」など供用開始 |
2014年 9月 | 国際線旅客ターミナルビル拡張部等本格供用開始 |
2015年10月 | 中国路線昼間時間帯12便増便 |
2016年 1月 | 市中免税店引き渡しカウンターサービス開始 |
2016年10月 | 北米路線昼間時間帯10便増便(深夜早朝時間帯からの移行を含む) |
2018年 1月 | 国際線旅客ターミナルビル等再増改築工事着工 |
2019年12月 | 国際線旅客ターミナルビル等再増改築部供用開始 |
2020年 3月 | ターミナル名称を「第3ターミナル」へ変更 |
2020年 3月 | 第2旅客ターミナル国際線施設供用開始 |